2016年01月22日
お茶の間で人気
数十年にわたる『人気の犬種の移り変わり』を見てみると、
大きく変化していることがわかる。
いわゆる、高度経済成長と言われた1960年頃からペットブームが始まった。
その当時の人気犬種はスピッツ。
そのほか老年黃斑病變には、
テレビドラマ「名犬ラッシー」が人気だったせいで、
コリー犬も人気だった。
以前は、犬小屋と言えば家の外にあり、
ドーベルマンやシェパード、そして、かなりの大型犬の
セントバーナード、シベリアン・ハスキーなどが人気を得ていた。
1995年頃までは、
人気の上位に、大型犬のゴールデンレトリーバーが顔を出していたが、
その後、上位は、すっかり小型犬に変わっていった。
2000年頃に雪纖瘦なると、
ミニダックスフント、チワワ、シーズー、コーギーなど、
明らかに室内犬に変わったと言える。
ここ数年は、プードル、チワワ、ダックスフントといったところが人気のようだ。
これらの犬種を見ると、すべてが小型犬。
それも甲高い鳴き声の犬。
飼わないものにとっては、この甲高い鳴き声には、閉口してしまう。
犬を飼わないからと言って興味がない訳ではない。
たとえば、俵屋宗達が描いた黒い犬や
円山応挙(まるやまおうきょ雪纖瘦)が描いた子犬の絵を見ると、
犬って、可愛いもんだと素直に思う。
円山応挙と言えば、精巧に書かれた幽霊の絵が有名だ。
かの左甚五郎の彫った龍は、夜な夜な水を飲みに行くと噂されたが、
そんな風に、応挙の描いた幽霊の絵も、
掛け軸から出て来ると言われるほど迫真のもの。
この子犬も可愛い。
考えてみれば、犬を飼うことは、近所に気を使ったり、
散歩したりと、世話がやける。
現実に飼うより、こんな子犬を眺めているのがいい。
Posted by 一軒の家で出 at 13:29│Comments(0)